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海外留学Q&A(FAQ)海外大学進学事情編
アメリカに限らず、留学先として人気の高い英語圏諸国は、外国出身の学生が気兼ねなく学べるように進学サポートのシステムを整えています。各国で異なる進学条件や教育制度をよく理解し、自分に合った国を選びましょう。
Q:イギリス
A:教育制度の差をうめる進学準備コース完備。大学のタイプや学位・資格には様々な種類が。
ハードルの高いイギリスの大学進学ですが、留学生をサポートする制度が整備されています。大学の学士号取得の所要期間は一部を除いて3年。入学後はすぐに専門課程で学ぶことになります。そのため、日本の高校生がイギリスの大学留学を目指すには、大学付属か私立語学学校のFoundation Course(予備コース)を受講することになります。約1年で英語力を伸ばしながら進学予定の選考に応じた科目を履修します。既に条件付合格をもらっている場合は、規定の科目とスコアを取れば入学を許可されます。多くの方は、現地で受講したファンデーションコースでの科目や成績に応じて進学アドバイザーと相談しながら進路を決定していきます。ケンブリッジやオックスフォードなどはファンデーションコースではなく、地元の学生と同様にAレベルを受験しなければなりません。HND(Higher Education College)という国家資格を取得する大学やFurther Education College(総合職業訓練学校)から、提携大学に進んで学位取得を狙うことも可能です。
入学に必要な英語力
- 大学学部:IELTS5.5~7.0(TOEFL CBT193~250点相当)
- Foundation Course:IELTS5.0~5.5(TOEFL CBT173~193点相当)
イギリス大学留学参考Webサイト
- ブリティッシュ・カウンシル(The British Council)
https://www.britishcouncil.jp/
イギリスの公的国際文化交流機関。イギリス全般の情報ほか、当機関主催の留学セミナー情報も提供。 - UCAS(英語)
https://www.ucas.com/
イギリスの大学、高等教育機関への学部およびHNDコースへの出願窓口を一括で担う機関の公式サイト。
イギリス大学留学参考図書
- Springboard Which Degree Guide Vol.1~2(英語)
Hobsons発行。イギリスの大学学部の専攻を分野別に紹介。 - Degree Course Guides(英語)
Hobsons発行。イギリスの大学で学べる35の専攻分野について詳しく解説。
Q:カナダ
A:州によって独自の教育制度を採用。大学留学にはかなり高い英語力が必要。
教育の質の高さで定評のあるカナダの大学は入学条件が厳しく、英語力もアメリカの大学院と匹敵するレベルが求められます。大学への進学ルートは州の教育制度の違いにより若干異なります。オンタリオ州はイギリスに近く、日本の高校卒業生は大学進学コースでの単位取得が必要な場合もあります。アメリカに準じるシステムを採用するブリティッシュコロンビア州とアルバータ州では、2年制州立大学(コミュニティカレッジ)からの編入も可能です。学士号は一部を除き3~4年で取得可能。大学と同等の学士号を取得できる、カレッジとユニバーシティの特徴をあわせ持つユニバーシティカレッジもあります。
入学に必要な英語力
- 大学:TOEFL CBT213~250点以上
- 2年制州立大学:TOEFL CBT213点以上
カナダ大学留学参考Webサイト
- カナダ大使館図書館
http://www.canadainternational.gc.ca/japan-japon/library-bibliotheque/index.aspx?lang=jpn
カナダ留学、ビザ、生活など全般の情報ほか、主催の留学セミナー情報も提供。 - カナダ大学連盟(英語、フランス語))
http://www.aucc.ca/
学士号、準学士号資格を取得できる4年制、2年制の認定大学を紹介。
カナダ大学留学参考図書
- Guide to Universities & Colleges in Canada
Education International / CEC Network発行。カナダ国内の4年制及び2年制大学の総合ガイド。 - The Directory of Canadian Universities
カナダ大学連盟(AUCC)発行。加盟大学90校の情報を紹介。 - Reach Higher-Choose a Canadian University
カナダ大学連盟(AUCC)発行。
Q:オーストラリア
A:大学間のレベル格差が少なく教育は高水準。公立専門学校TAFEへの留学も人気。
政府や大学管理理事会の管理下にあり、学校間のレベル格差は少なく教育水準も一定以上を保っています。オーストラリアの教育制度はイギリスの流れを組んで発達しました。学士号は一部の学部を除き3年で取得できますが、入学後すぐに専門科目を履修するため、日本の高校卒業生は入学前にFoundation Courseで一般教養科目を履修する必要があります。大学以外の高等教育機関としては公立専門学校のTAFEがあり、職務技能を磨く専門教育と、大学進学準備コースを提供しています。学位や資格は国内どの学校でも認められるため、段階を踏んで徐々に高次の資格を目指すことも可能です。また、最近ではTAFEや専門学校で1年程度学び、大学の2学年に編入するケースもあります。
入学に必要な英語力
- 大学:IELTS5.5~6.5(TOEFL CBT193~250点相当)
- TAFE:IELTS5.5~6.5(TOEFL CBT193~250点相当)
- Foundation Course: IELTS5.5(TOEFL CBT193点相当)
オーストラリア大学留学参考Webサイト
- オーストラリア留学情報公式ウェブサイト
Future Unlimited
http://www.studyinaustralia.gov.au/japan/Home
留学情報全般ほか、専攻やコースで教育機関の検索も可能。 - IDP
https://www.idp.com/global/studyabroad
留学希望者を対象に、大学や教育機関の情報を発信する非営利団体のサイト。 - 教育ネットワークオーストラリア
http://www.edna.edu.au/
オーストラリアの教育制度、教育機関を幅広く網羅。
オーストラリア大学留学参考図書
- The Good Universities Guide
Hobsons Australia Pty Ltd発行。オーストラリアの大学、公立専門学校、カレッジに関するガイドブック。留学生用の英語研修、ファウンデーションコースの情報も掲載。