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イギリス私立小学中学高校プログラム
イギリス私立小学中学高校プログラム 基本情報
留学生の多くは、ボーディングスクールと呼ばれる寮制私立学校で勉強しています。イギリスには約2,600の私立学校があり、約625,000人が勉強しています。そのうち私立学校のボーディングスクールは約500校で、共学、男子校、女子校から選ぶことができます。
イギリスでは5歳から16歳までのすべての子どもは無料で公立の学校で勉強する権利があり、イギリスの子どもの90%以上は公立高校で学びます。留学生の場合、短期の交換留学や訪問を除いて、基本的に公立学校に通うことはできません。私立学校は非営利の学校が多く、利益は学校改善のために還元されています。
イギリスのボーディングスクールの特徴として、そのほとんどは私立学校で、質の高い授業・設備・サポートを提供して生徒がスキルや知識を習得するのを助けます。また、自由な発想を促し、可能性を最大限に伸ばすような教育を行っています。
何百年もの歴史がある美しい校舎を持つボーディングスクールが多く、近代的な教室と伝統的な建築が魅力的です。ボーディングスクールで過ごした生徒の多くはエリート大学に進学をしています。
ボーディングスクールでは、「ハウス」と呼ばれる寮で他の生徒と生活をします。各寮には、ハウスペアレントと呼ばれるスタッフが少なくとも一人は住んでおり、ハウスペアレントは教師が務めることもあり、生徒が必要な時にサポートしてくれます。食事も、美味しくて体によい食事を提供できるよう努めており、ベジタリアンの食事にも対応しています。
シニア・スクール(中学校)最後の2年間(14歳から16歳)は、ほとんどの生徒がGCSE(General Certificate of Secondary Education)の勉強をします。GCSEでは、英語や数学などの必修科目と音楽、演劇、地理、歴史などの選択科目が設けられており、8~10科目を受験します。
また、16歳から18歳の2年間の課程は「シックス・フォーム(Sixth form)」と呼ばれ、大学進学に向けた準備を行います。ただし、全ての学校にシックス・フォーム課程があるとは限りません。
専門学校(Further Education College)
16歳以降においては、ファーザー・エジュケーション(継続教育)と呼ばれ、大学進学に向けたアカデミック・コースまたは就職で必要なスキルを習得する職業コースを選択できます。
シックス・フォーム(Sixth form)課程への入学には、中学校修了時に受験する試験(GCSE、IGCSEなど)の成績や継続して勉強したい科目の結果について条件が定められており、条件を満たすことが必要となります。アカデミック・コースでは、ほとんどの生徒がGCE-Aレベル(General Certification of Education, Advanced Level)の勉強をしますが、スコットランドのハイヤーや国際バカロレアの勉強をする生徒もいます。
スコットランドの教育制度
スコットランドの教育制度は、イングランド、ウェールズ、北アイルランドと異なり、15~16歳でNational4やNational5の試験を受験します。大学進学を希望する生徒は、17歳でハイヤー・グレードを4~5科目受験し(スコットランドの大学に入学するには、3~5科目のハイヤー・グレードが必要)、18歳でアドバンス・ハイヤーと呼ばれる試験を受けます。(GCE-Aレベルとほぼ同等の資格)また、スコットランドの大学学部課程はイングランド、ウェールズ、北アイルランドの3年教育と異なり、通常4年間大学に通います。