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セントラルワシントン大学 留学体験談
アメリカワシントン州にあるセントラルワシントン大学(Central Washington University / CWU)の公式入学窓口です。一般財団法人海外留学推進協会は入学手続きを無料でサポートしています。
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H.Y.さん 留学体験談
- 21歳女性
- 学校名:Lindenwood University 編入→ Central Washington University
- プログラム:
LU:Advertising, Public Relations: Corporate Communications
CWU: Graphic Design - 留学期間:2018-2022(卒業予定)
- 留学の目標:たくさんの人の意見を知る。視野を広げる。英語でのコミュニケーション力向上。
【1】留学前と今の気持ちの変化について。
高校生の時に1年間留学していたこともあり、全てが"初めて"というわけではなかったので高校生の時に感じたようなワクワクドキドキ感はそんなになかった。逆に、一人でアメリカに飛び出して、暮らしていくのがどんなに大変で覚悟がいることか、これからまたいろいろな壁にぶち当たるんだろうなと分かっていたので、不安はあった。それでもやっぱり私は、日本にこもっていたくない、アメリカに戻りたいという思いが強かった。
今の気持ちは、よく辛い時期を乗り切ったな私、と思います。大学1年目は大学という高校とは全く違う環境、ホストファミリーのお家ではなく寮生活、今までに経験することのなかった人間関係の難しさ、などとにかく高校生の時とは違う試練がありました。二年生に進学する時に編入したので、また新しい環境に移ったわけですが、今年は今のところそんなに苦しいことはないです。でも、大変です。全く簡単に毎日過ごしているわけではないです。ただ、大きく環境が変わること、自分で問題を解決するために行動するということに慣れてきたんだと思います。
とにかく、高校生の時にアメリカから帰国して、アメリカの大学に行きたいと親を説得して本当によかったなと思います。もし日本の大学に進学していたら、今頃私はとても後悔しているか、アメリカの大学に編入していると思います。
【2】出発までに入学に必要な英語力はどのようにつけましたか?また効果的だった方法があれば教えて下さい。
正直、LUに入学するのに必要だった英語力は全く高くなかったので、1番初めに受けた英語力試験でクリアしていました。
日本にいながら英語力向上に1番効果的だったと思うのは、アメリカの映画やドラマを字幕(慣れてきたら英語字幕)で見ること、そして洋楽を聴く&歌うことです。中学生の時から始めて、一気に英語が得意科目になりました。
【3】英語の勉強の他に入学までに何か準備しましたか?
バイトをした。親知らずを抜いた。コンタクトを1年分購入。
【4】学校を選んだ理由は?
アメリカで通った高校がとても小さい私立校で、生徒と先生の距離感の近さが気に入ったので大学も小規模がいいと思い、1年目は学生数が2000人以下の大学を選びました。1年間そこに通ってみて、もっと多くの機会がある大きい学校に移りたいと思い、大学探しを始めてCWUを見つけました。高校生の時にアリゾナ州にいたので、なんとなく私には西海岸側があっているなと感じたのと、授業料に対して一番多くの奨学金をもらえるということでCWUを編入先に決めました。
【5】留学生活で苦労したこと
人間関係と食事です。
ルームメイトとの関係は1年中ストレスでした。1年生の時は2人ルームメイトがいました。夜遅くまで男友達を連れ込んではしゃいだりしていたので、他の部屋に移動しました。しかしその新しいルームメイトも私に対しての態度が酷かったです。私が尊敬的な態度でお願いしても、ルームメイト二人は友達同士だったので逆の態度で10倍になって返されました。その経験がトラウマになって、何か言いたいことがあっても過呼吸になってしまい学校が5月に終わるまで、何も言えませんでした。本当に、全ての人とは言いませんがびっくりするような態度な子がいます。
アメリカで暮らしていて、日々ストレスに感じるのは食についてです。アメリカ人の味覚は日本人とは違うので(嘘のように聞こえますが、本当なんです!日本人はもっと繊細)正直、アメリカで心の底から美味しい?!と思える食べ物はアメリカ生活3年目でも数えるほどしかないです。特に大学の寮に住んでいる時はミールプランを使わなければならないので、おいしくない同じようなものを毎日食べ続けるのは本当に辛いです。一時帰国中はコンビニのお弁当すら、高級レストランの料理並みに輝いて見えます。。。
【6】成長したと思えることは?
自立したな、と思います。高校生の時に留学するまではただ学校に行って、部活に行って、帰宅して、食べて、寝る、というような日々でした。悩みと言っても、そんなに大したことではなく、何日も気分が落ち込むことは数えるくらいでした。しかし、留学してからは悩み事の連続です。しかもそれを解決するために自分から動き出さなくてはなりません。もちろん、全て一人では解決できないので友達やカウンセラーに相談しました。その相談する友達というのも見極めが重要です。また、試練があってもそれが将来の私の人生にきっと生かされると考えられるようになりました。Everything happens for a reason!
【7】学校について教えて下さい。キャンパス内のことや学校スタッフのことなど気づいたことなんでも。
CWUの校舎はとても綺麗で立派な建物もあれば、何十年前に建てられたのだろうというような古い建物もあります。Student Union Recreation Center(SURC)はDIning Hallやその他ファストフード系の食べ物、Campus Store、そしてジムがあるキャンパスの中心にある建物で、大きくて綺麗な建物です。キャンパス自体は小さすぎず、大きすぎずちょうどいい大きさだと思います。SURCから徒歩15分くらいでキャンパスの端にある寮&Cafeまで行けます。授業がある建物はさらに中心にあるので、クラスの移動で20分歩くということはないと思います。食べ物の質は期待しないでください。CWUに限らず、どこの大学でも同じだと思いますが。一時帰国中は日本食の素晴らしさに涙があふれます。
【8】今までの授業で一番大変だった内容は何ですか?
どんな面で大変だったかにもよりますが、今学期とったGraphic DesignのクラスがAをもらうのが大変でした。アートなので、センスが問われるというか、自分が良いと思っても、教授にこうした方が良いとアドバイスされたり。さらに、1つの課題に対して、1番時間を使うクラスでした。Graphic Design専攻なので、これからほとんどのクラスがアートになるので正直不安もありますが、それが自分の1番興味のあることなのでやる気はあります。
他に大変だったクラスは大学で1番最初の学期に取っていたCompositionというクラスです。要するに、日本でいう"国語"のようなクラスです。エッセイを書くのが課題で、それがほとんどの成績の割合を占めていたので、1つ1つのエッセイでAをもらえるように何度もWriting Centerに行ってDraftをチェックしてもらいました。
【9】一日どのくらいの勉強時間をとっていましたか?主にどこで勉強していますか?
大体4.5時間くらいだと思います。毎日4時間以上勉強していたとは言い切れませんが、平均してそれくらいは課題に取り組んだり、Examに向けて勉強しています。
場所はSURCの二階にあるエリアか、自分の部屋です。
【10】 1週間の時間割
PHYS106:Physics Inquiry
GEOG101:World Regional Geography
RELS102:Everyday Religion and Morality
ART172:Computer Fundamentals Art & Design
【11】授業はどんな感じでしたか?1クラス何名くらいでどのような国籍の人が来ていましたか?また授業終了後、週末の過ごし方を教えて下さい。旅行などに行った場合どこを訪れたかなど・・・。
1番大きいクラスで60人でした。たくさんの留学生がいますが、私が取っていた4クラス中、留学生の友達と一緒だったのは2つだけでした。その1人はプライベートでも仲のいいトルコからの友達で、毎週あるテストに向けてよく彼と一緒に勉強して、成績を競い合っていました。もう一人はサウジアラビアからで、彼とは物理のクラスで同じグループになりました。たくさんの国からの留学生がいますが、割合的にシアトル周辺出身のローカルな生徒がほとんどです。
感覚としては、やはりアジア出身の生徒が多いです。特に日本人とベトナム人をよく見かけます。でも、ほとんどの日本人生徒はESLのクラスしか取ってない日本の大学からの交換留学生なので、関わろうとしなければ関わることはありません。キャンパスではよく日本語で話しているのが聞こえてきますが。
授業後は友達とランチを食べて、くだらないことを話して大笑いしたり、その後は勉強したり、夜はキャンパスで無料で参加できるZumbaクラスで友達と汗を流したりと日にもよりますが、気がついたらもうこんな時間!とあっという間に1日が終わります。
週末はパーティーに行ったり、友達の部屋でMovie Nightをしたり、ご飯を食べに行ったりしました。
21歳になるとできることが増えますが、くれぐれもハメをはずしすぎないように!そして、一緒にきた友達から離れないこと!
土日は朝はベッドでゴロゴロしてから11時くらいにDining Hallに行って、友達といつも13時くらいまでお話しして、その後課題に取り組んで、また夜に何かしら予定を立てて過ごしていました。
Seattleには何度か行きました。魚介類がとても美味しかったです。大きなモールもあるのでショッピングもできます。
Thanksgivingと冬休みにはアリゾナにいるホストファミリーのお家に泊まりました。
冬休みは寮から追い出されてしまうので(それかお金を払って寮に残り、食料は自分でGrocery Store等で確保)留学生は帰国するか友達と旅行に出かけるか、私のように、知っている人のお家に泊めてもらうような感じです。
【12】授業料、滞在費を除く1ヶ月の生活費は?
大体平均すると、$100くらいだと思います。毎月$100払っているわけではありませんが、最初に買った日用品、外食代、旅行の飛行機代などを平均するとそれくらいになると思います。
それ以外にも保険代、Fee、携帯通信代など絶対に払わなくてはいけないことがたくさんあるので、$1使うのにも慎重になります。
【13】滞在先はどこに住んでいましたか?どんな感じのところでしたか?
1年生の時の経験から、ルームメイトは欲しくなかったので一人部屋にしました。
正直、古くて綺麗とは言えませんが、最悪ではないという感じです。来学期はアパートに移りたいと思っています。
新しくて綺麗な寮もあります。
【14】友達の作りかたでうまくいったこと
いつも、私は今までどうやって友達作ってきたんだろう、と最初は不安になりますが、なんだかんだ友達は自然とできます。もちろん自分から積極的にイベントに参加したり、クラブに入ったりと何かきっかけを作る必要がありますが、笑顔で接すれば友達はできます。また、同じ人といつもいるのではなく、"今日はこの子を一緒を誘おう"など、いろんな人に定期的に声をかけるようにしています。
【15】今までで嬉しかったことは?また辛かったことは?
嬉しかったこと:Artの授業で教授に"あなたの作品、とても気に入ったわ。"と言われたこと。物理のテストで100点中102点を取ったこと。
辛かったこと:人間関係がなんだかんだ一番難しいです。健康的な食生活を送れないこと。
【16】学校周辺で気に入っていたとこ、または気に入った場所は?お店なども・・・。
小さなダウンタウンには日本では見かけない様式の建物があり、おしゃれです。ですが、正直栄えてはいないのでそこでプラプラ時間を潰すことはないです。時々、東京の高層ビルと忙しい感じが恋しくなります。
飲食店はたくさんあります。Suger Thaiというタイ料理屋さんと菊ちゃんという日本食屋さんがお気に入りです。
可愛い洋服などはYakimaまで行かないとないと思います。
徒歩圏内にGrocery Storeが2つあるのでそれは良いと思います。
【17】卒業後の進路(1年留学の場合は帰国後の就職活動で希望している職種)
希望はアメリカで就職することですが、やはりそれはかなり難しいことだと思うので日本の企業に就職することになると思います。
Graphic Designを専攻しているので、何かそれに関係あるデザイン系の職業に就きたいと思っています。
【18】授業についていけるかどうか心配される日本の学生は多いのですが、これから留学を目指す後輩たちへのアドバイスをお願いします。
アメリカの大学から入学許可がもらえるということは、学校が求める英語力を持っているということなので自信を持ってください。もちろん、英語能力試験のスコアが全てとは言いませんが、どうにかなります。ただ、自分から動かないとダメです。何がどうなってるのかわからない!とパニックになっても、誰かに助けを求めて、あなたが真剣だというのが伝われば、助けてくれる人がいます。
私は日本の成績の付け方が嫌いです。全くクリアでないし、点数化されないで、5、4、3とただ成績をもらうだけだからです。一方アメリカの成績の付け方はとてもクリアで公平です。だからやる気が出ます。私が日本の学校に通っていたときは、正直成績は良い方ではなかったです。平均より少し上程度で、また、それほど成績を気にしていませんでした。しかしアメリカの学校に通い始めてから、私でもオールAが取れるんだということに気づき、アメリカの高校の二学期目から今まで全ての教科で90%以上の成績を修めています。とにかく、自分から授業についていくために行動することが大切です。
勉強の次の心配なのは友達関係についてのことだと思います。
人間関係が一番楽しいことでもあり、大変なことでもあります。特に、大学生ということで恋愛が絡んでくると本当に悩み事が増えます。もちろん学業が最優先ですが、人生のうちの若い時期に経験した方が良いことだと思うので、悩むことが悪いことだとは思いません。日本とは違う恋愛から学ぶこともたくさんありました。
友達は今まで日本で生活してきて友達がいるなら同じようにアメリカでも自然と友達はできます。最初に留学生向けのオリエンテーションがあるので、まずはそこで誰か一人でも良いので声をかけてみてください。友達の作り方は世界共通です。私は今もう何カ国からの友達がいるのか数えきれません。
海外進学は大変です。悩みます。楽しいことより、辛いことの方が多いかもしれません。でも、いつも記憶に濃く残るのは友達と笑ってる時間です。そして、日本の大学に進学して日本で暮らすより何倍も濃い時間を過ごしているなと感じられます。ただ、友達が留学したから、親に勧められたから、留学すると良いと聞いたから、などの理由ではやめた方がいいと思います。日本で、母親の友達とお話しする機会があると、"やっぱり、留学って良い?"と聞かれますが、正直、誰かに勧められてから決心するようなら、私はお勧めしません。
きついことを言っているかもしれませんが、それを知らずに海外進学をするよりは知っていた方がいいと思います。アメリカの高校に1年間通って、帰国後、何がなんでもアメリカの大学に通うんだ!と親を説得した私でも、大学1年目は精神的にキツかったです。人生であんなに落ち込んで、カウンセリングに通ったのも初めてでした。それでも、自分が今1番願う環境はアメリカで勉強することだとわかっていたので、乗り越えられました。そして、"やっぱり日本の大学に編入しよう"、とも思いませんでした。
私がやりたいことを尊重し、サポートしてくれている親には感謝しきれません。